ペットの姿がフラッシュバック…ペットロス重症化の見分け方

 

最愛のペットを亡くし、多くの飼い主さんが
ペットロスになります。

 

そして個人差はあるものの、時間が経つにつれ悲しみ
やつらい気持ちが緩和され、数カ月ほどでその悲しみから
立ち直り、ペットロスも乗り越えられるものです。

 

ところが僅かではありますが、ペットを失くした悲しみから
立ち直れなかったり、周囲との軋轢だったりなどで
ペットロスが複雑化し、重症化してしまう方もいます。

 

重症化してしまうペットロスの中にはフラッシュバックに
苦しむ症状がありますが、それを緩和し乗り越えるに
はどのような対処法があるのでしょうか

 

ペットロスが重症化してしまった方に表れる症状

 

多くの飼い主さんにとって、ペットロスは時間の経過と共に
緩和され立ち直っていくものです。

 

しかしペットロスから立ち直れず重症化してしまう方は、ペットを
失ってから4週間程が経過しても悲しみが癒えず、様々な
心身の異変が顕著に表れてきます。

 

重症化の例として日本ペットロス協会では下記
のような症状を挙げています。

 

 

・頭痛や胃の痛み、胸が苦しいと言った感覚や、
食欲不振や過食、不眠や睡眠過多などの障害が続くこと。

 

・体重に3Kg以上、あるいは体重の5%以上の増減という、極端な変動が起こること。
・非常に強い不安や孤独を感じ、罪悪感から自傷行為をしてしまうこと。
・悪夢を見たり、フラッシュバックでペットが亡くなった時の姿に苦しい思いが続くこと。

 

ペットの最期の姿がフラッシュバックしてしまうということは、
亡くなってからしばらくは多くの飼い主さんに
起こることかもしれません。

 

しかしその状態が1ヶ月以上経っても続くような場合、
ペットロスが重症化していると言えるでしょう。

 

特に最愛のペットを事故で失った場合、フラッシュバックに
よって亡くなった現場に引き戻されしまうということがあり、
精神的な負担がさらに重くなってしまいます。

 

お子さんの場合には、フラッシュバックすることで暗闇
を怖がったり、1ヶ月経っても夜泣きが続くことがあります。

 

お子さんの様子を見ながら側に寄り添ってあげてください。

 

フラッシュバックなど重症化したペットロスを緩和させるためには

 

 

フラッシュバックに悩まされるというのは、ペットロスの
症状が重症化してしまっていると言っても過言ではありません。

 

そのようなつらさを少しでも緩和させるために
有効な方法は、亡くなったペットに手紙を書くことです。

 

悲しみが募り苦しい思いをしている中でペットに手紙を
書いてしまったら、余計に苦しくなってしまうと考える方
もいるかもしれません。
そのように感じた方は、亡くなったペットへ自分の思いを伝えることが
できる方法だと考えてみてください。

 

手紙を書くという行為の捉え方が変わるのではないでしょうか。

 

もしかしたら手紙を書くことで悲しみが増すかも
しれませんし、つらい気持ちにもなるかもしれません。

 

それでも大切なペットへ気持ちを伝えることで、
自分の混乱や不安、後悔などと言った感情が
整理できる一助となるはずです。

 

ぜひ、あなたが亡くなったペットから受け取った
幸せや感謝を文字にしてみてください。

 

もしも手紙を書きながら「泣きたい」と感じたら、
その気持ちに素直に寄り添って思いっきり泣いてください。

 

そういったことを繰り返すことで、少しずつ現実を受け入れ
向き合うことができるようになっていきます。

 

そして現実と向き合うことができるように心の準備が
でき始めた時には、ペットロスの重症化による
フラッシュバックも緩和されているはずです。

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