ペットロスから立ち直りためには

ひとことで「ペット」と言っても今は、犬や猫だけではなく
色々な動物達と共に生活をすることが出来ます。

 

ペットは家族同然で愛情もたくさんかけ、かけて貰えるけれど、
いつか来る別れの時は楽しかった時間を忘れてしまうほど悲しく思います。

 

例えば犬。犬達は飼い主に対して忠実に接してくれます。
そんな真っ直ぐな犬達を決して裏切ってはいけないと思います。

 

仔犬の時は小さいだけで可愛くて、大人になるとやんちゃになって
シニア犬と呼ばれる年齢になると白髪が目立つようになったり、いつもの散歩も
少しだけゆっくり歩いてみたり。

 

そして、あっという間に高齢犬で目が見えなくなったり、寝ている時間が
増えたりします。

 

人間と一緒で全ての犬達が、ペット達が残念ながら高齢まで生きられる保証はないけれど
飼い主はペットと一緒に過ごせるこの時間が永遠に続けばいいなと思っています。

 

今、横で可愛い顔をして眠っている我が家のペットを見て
悲しい別れを想像しただけで泣けてくる人はたくさん
いるのではないのでしょうか?

 

ペットを飼っていれば当たり前に来る現実だけれど正直なかなか
受け入れられない、受け入れたくないと言うのが私達の本心です。

 

実際、大切なペットを亡くしてペットロスになってしまった
という方は少なくはないのです。

 

ペットロスにならない人でも沢山の感情が出てきて涙が止まらない
と言うことはよくあることです。

 

そして、たくさんの後悔をしてしまう。もしあの時
こうしていたら、こうだったらもう少し一緒にいる時間が
長かったんではないか。苦しんでいる時に何かしてあげられたかもしれないなど。

 

過去の事を悔やんでもどうにもならない事は判っているけれど
大切だったから後悔してしまう。それが人間と言う事かもしれません。

 

大きな後悔が残るのはとても悲しい事だけれど、大切だったんだから
後悔だってすると思います。

 

しかし、確実なのは大切なペットとの時間は紛れもなく自分とそのペットだけのもの
と言うことです。

 

自分のワンちゃんが亡くなった時の事を思い出すと。。。。。。

 

自分の犬が事故でなくなった時には、いいおじさんなのですが
泣いてしまいました。

 

私が海外出張中で、遠く離れた場所で愛犬が受けた苦しみを考えると
もう数年立つのですが今でも、自分を責めてしまう気持ちがあります。

 

多分この苦しみは一生消えることが無いと思います。

 

それから数年はワンちゃんを飼うことが出来ず、4年たった現在は自宅に1匹
おりますが、それでも前のワンちゃんを思い出さない日はありません。

 

 

ペットロスという言葉をご存知でしょうか?

 

この喪失感や悲しみの事を指します。

 

ペットを飼っている飼い主ならば悲しむことや喪失感を感じることはもちろんあると思いますが、
生活に支障をきたすほどの重症になる場合もあります。

 

これをペットロス症候群と呼びます。

 

これを読んでいる方は、ご自身がペットロス症候群かもしれないと
思って目に留めて頂いている方が多いのではないでしょうか。

 

こちらで症状などをまとめましたのでチェックしてみて下さいね。

 

ペットロスの一般的な症状

 

ペットロスは個人差の出るものではありますが、よく見られる症状として下記のようなものがあります。

 

思い出し泣きが止まらない

 

眠れなくなる または眠りが浅い

 

食欲がなくなる

 

疲れやすくなる

 

孤独感や不安感

 

集中力がなくなる

 

イライラする

 

幻覚や幻聴に襲われる

 

また、病気にかかっているわけでないのに肉体異常をきたす場合も。

 

胸や胃が痛くなる

 

下痢や嘔吐を繰り返す

 

頭痛や発熱が起きる

 

めまいやたちくらみ

 

これらの症状がペットとの別れの直後から
出たような場合はペットロス症候群の可能性大です。

 

精神的ダメージによる異常なので病院で診てもらって
内科のお薬を頂いても症状は緩和しません。

 

 

うつ病

 

ペットロスは、肉体的にも精神的にもダメージを受けます。

 

これによって現れる症状はうつ病に似ています。

 

ペットロスによりうつ病などの心の病を引き起こすこともありますので
精神科へかかると良いでしょう。

 

眠れない方はそこで睡眠導入剤を処方して頂けますし、
不安を取り除くお薬や抗うつ薬などもあります。

 

一人で思いつめず、誰かに話すだけでも心の
重さが少し軽くなることもありますよ。

ペットをす症候群と診断されたら?

大切すぎるペットが亡くなってしまいました。

 

あなたがとても可愛がって、心の支えにまでなっていたペットです。

 

どんなに仕事で疲れて帰ってきてもペットが癒してくれました。

 

ペットの体調がおかしくなってからは、外出もためらわれ、
必死に看病しました。最期まで必死に生きる姿を見せてくれた
ペットです。今はもう居ません。

 

 

ペットロス症候群ではないかと疑う

 

仕事も手につかない、職場へ行く気になれない、
うつ状態、夜眠れない、など深刻な症状が出たら、
ペットロス症候群ではないかとまず疑いましょう。

 

ずるずる我慢していたら、うつ病になってしまい、
日常生活を送るのにも著しく困難になります。

 

心療内科や精神科へ、ためらわずかかりましょう。

 

精神科へ行くのにためらわれるのであれば、
心療内科や開業医のメンタルクリニックなどもいいでしょう。

 

早いうちの診断をもらうことが必要です。

 

クリニックや心療内科によっては初めてなら、
心理テストを行うドクターもいます。

 

テストを行ってもらうほうが客観的データがでますので、
より正確です。

 

自分のほうから「心理テストがあれば受けたいのですが。」
とドクターに話を持ち掛けてみましょう。

 

いざ、ドクターに「どうしましたか?」と訊ねられたら、
ペットが亡くなり、それから心も体調もおかしいことを
なるべく詳しく伝えましょう。

 

問診のみで、ドクターが診断して、とりあえず、
精神安定剤や軽い睡眠導入剤を処方して
くれることが多いです。

 

まず体や心の苦痛を取り除いてあげないと患者も、
仕事場へ行けないままであったり社会的にも困りますから。

 

あなたがペットロス症候群と診断されたら?

 

 

まず、処方された薬はちゃんと飲みましょう。

 

それから、ペットの供養です。写真をたてて、お花を添えたり
生前愛用していた洋服やおもちゃを添えてあげたりしましょう。

 

ペットの写真に手を合わせて、心の中で祈りましょう。

 

 

これまで傍にいてくれてありがとう。早く元気になるから心配しないでね。
と心の中でペットに語りかけるのです。

 

この世は人間様でできているのではないとペットを飼っていたあなたなら、
十分理解しているはずです。動物ありきのまた、自然ありきの中の
人間なのだということをです。

 

ペットを愛したところから見えた世界は、謙虚な見え方だったに違いありません。

 

ペットロス症候群になり、体調が完全に改善するまで時間がかかります。

 

尊い命を失ったのですから、そう簡単に他のペットに乗り換える
気持ちにもなれないものです。自分に特に慕っていてくれた場合は尚更です。

 

外出できるようになれば行動に移してみましょう

 

もし、できるなら動物園などに足を運んでみましょう。

 

色々な動物たちを観察してみるのです。

 

羊やウサギとのふれあい広場があるところでは、
子供が一杯いますが恥ずかしがらずに動物との
交流を楽しんでみましょう。

 

最近の動物園は色々工夫していて、動物との
交流を楽しめるようになっています。

 

キリンに直接餌を与えることができるところもあります。
久しぶりの野生の動物の息吹を感じてみましょう。

 

また心許せる友人にペットを亡くした悲しみを
聞いてもらいましょう。

 

できれば、一緒に動物園に同行してもらえれば最高です。

 

少しずつですが、ペットロス症候群からも時と
共に回復していきますから、焦らずにいきましょう。